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2026 SUPER FORMULA Round 6, Round 3,Round 7

PRACTICE – フリー走行
7月17日(金)天候:雨/路面:ウエット

5月に鈴鹿サーキットで行われた第3大会では、福住仁嶺がNTT docomo Business ROOKIEに嬉しい初優勝をもたらしたが、そんな第3大会から約2ヶ月のインターバルで、2026年の全日本スーパーフォーミュラ選手権はチームの地元である富士スピードウェイで第4大会を迎えた。
 そのインターバルの間には、6月30日〜7月1日に公式テストも行われ、NTT docomo Business ROOKIEはさらなるデータを蓄積して第4大会に臨むことになったが、そんな富士でのレースウイークは4月にオートポリスで行われた第3戦の決勝レースが雨で順延されこの大会に編入された。1大会3レースという多忙なレースウイークが、7月17日(金)にスタートした。
 この日の富士スピードウェイは曇り空だったが、午前11時からスタートしたフリー走行1回目を前に雨が降り出してしまった。気温27度/路面温度31度というウエットコンディションのもと、福住は25周を走り、水量が減りコンディションが上がっていくなか、1分32秒045というベストタイムを記録し3番手につけた。
 午後2時50分から行われたフリー走行2回目を前に雨は上がり、路面はほぼドライになっていたものの、開始から10分が経とうかというタイミングでふたたび強い雨が降り出してしまった。
 終盤にはコースアウト車両も続出し、2組に分かれての専有走行もキャンセルされるなど荒れたコンディションとなった2回目だが、福住は11周を走り、1分34秒324というベストタイムを記録。この2回目も3番手で走行を終えた。
 公式予選、そして決勝レースのコンディションがどうなるかは分からないなか、ウエットでの走行を強いられることになったが、福住はこのフリー走行が重要なものだったと語った。
「ウエットは僕たちにとっても課題だったので、正直僕たちにとっては雨になってくれたことは良かったです。午前に課題にしていたことが午後はかなり良くなったので、周回は多くないにしろ、ヒントを得られたと思います」と福住。
 NTT docomo Business ROOKIEにとってはウエットながら、今後に向けては実りあるフリー走行となった。

Round.6 QUALIFY – 第6戦 公式予選
7月18日(土)天候:曇り/雨/路面:ウエット

雨模様となった7月17日(金)の2回のフリー走行から一夜明け、スーパーフォーミュラ第4大会は第6戦・第7戦の公式予選、そして第6戦の決勝レースが行われる7月18日(土)を迎えた。
 午前8時15分から行われた第6戦の予選は、気温23度/路面温度26度というコンディションで、うっすらと霧がかかるウエット路面となっていた。福住はQ1のB組に出走すると、まずは1分33秒409というタイムを記録。4番手につけQ2進出を果たした。
 続くQ2では、少しずつ路面が乾いていく状況となっていたが、福住はウエットタイヤを使用しコースイン。チェッカーに向けてタイヤをウォームアップさせ、アタックに入っていった。
 ここで福住は1分32秒706までタイムを縮めたが、結果は7番手となった。
「思っていたよりも苦戦してしまいました」と振り返った福住だったが、不安定なコンディションが影響したか、第6戦のグリッド前方はふだんあまり上位を走らないメンバーが占めることになった。
 7番手とはいえ、富士スピードウェイはオーバーテイクもしやすいコース。決勝レースでの逆転は十分に可能だ。
「パフォーマンスが良ければ全然追い上げることができると思っています」と福住は前を向いた。

Round.7 QUALIFY – 第7戦 公式予選
7月18日(土)天候:曇り/路面:ウエット
 
 午前9時に終了した第6戦の公式予選から、約1時間半のインターバルで迎えた第7戦の公式予選。サポートレースの公式予選が行われている間に路面状況は好転し、午前10時35分からの第7戦の公式予選は、濡れた部分は残っているものの、気温26度/路面温度30度というドライコンディションに変化していた。このレースウイークでは初めてのドライでの走行だ。
 第6戦の予選と同じ組分けで、Q1はB組から臨んだ福住は、富士スピードウェイで行われていた公式テストで試していたドライコンディションでのセットアップから調整を行い臨んだが、まずは1分23秒633というタイムをマーク。6番手でQ1突破を果たした。
 続くQ2は、少しずつ晴れ間も見えはじめるなか午前11時15分に始まった。福住はタイヤをウォームアップさせアタックラップに入っていくが、第6戦とは上位陣の顔ぶれ、そしてコンディションと様相が異なり、1分23秒845というタイムを記録するも10番手という位置となった。
「もう少し上位にいきたかったですね」と福住は少々悔しそうな表情を浮かべた。
 ただ、ドライコンディションでこの週末初めて走れたことによる気づきも多く、午後に迫った第6戦の決勝レースに向け、NTT docomo Business ROOKIEと福住は準備を進めていった。

Round.6 RACE – 第6戦 決勝レース
7月18日(土)天候:曇り〜雨/路面:ドライ〜ウエット

 第7戦の公式予選終了後、富士スピードウェイは曇り空が続き、午後4時15分から行われた第6戦の決勝レースは、気温25度/路面温度29度というドライコンディションで迎えた。
 レース開始前には小雨がパラつく中で切られたスタートで、福住はひとつポジションを上げ6番手につける。ただ、スタート直後から福住はフィーリングに違和感を感じていた。「今回は厳しいレースになってしまいそうだな」とコクピットの福住は感じていたが、実際のレースは福住の予想以上に険しいものとなっていった。
 なかなかペースを上げることができない福住は、3周目には#28 小林利徠斗とバトルを展開するものの、後方から迫ってきた#5 牧野任祐や#6 太田格之進のペースには太刀打ちできず、7番手につけるも上位争いからは少しずつ遅れてしまう。11周目にはピットウインドウがオープンするが、その直前からふたたび小雨が舞っており、なかなかピットインを絡めた作戦に踏み切ることもできずにいた。
 次第に雨は小康状態になったことから、福住は17周でピットイン。#38 阪口晴南の背後につけた。ただ、その後もなかなかペースを上げられず、ピットイン前から競り合っていた#50 野村勇斗とのバトルを強いられた。
 ただ終盤、37周目のGRコーナーで#50 野村にインを差されてしまう。福住は抜き返そうとクロスラインを取ったが、ここで福住のフロントウイングがわずかに#50 野村の右リヤにヒットしてしまった。
 これで福住はノーズ交換を強いられることになり、緊急ピットイン。順位を大きく落とし、23位でレースを終えた。
 結果的には悔しい一戦となってしまったが、福住はそれ以上に「ペースもぜんぜんなくて、我慢のレースになってしまいました。接触も自分が悪く、その点も反省点です」とレース内容に苦い表情を浮かべた。
 ただ「明日に向けて、こうなるだろうという部分は分かってはきました。走りも含め、しっかり見直していきたい」と残り2レースが控える7月19日(日)に向けて気持ちを切り替えていった。

Round.3 RACE-第3戦 決勝レース
7月19日(日)天候:曇り/路面:ドライ

 福住とNTT docomo Business ROOKIEにとって厳しいレースとなった第6戦から一夜明けた7月19日(日)、富士スピードウェイの雨は上がり、路面は濡れた部分は残っているもののドライコンディションとなった。午前10時05分から行われた第3戦は、4月のオートポリスで予定されていた一戦の順延レース。オートポリスで決定したグリッドに従い、福住は10番手からスタートを切った。
 福住は「悪くない」発進を決めGRコーナーに向かっていったが、ポールポジションから加速が鈍った#1 岩佐歩夢、その外側の#19 ザック・オサリバン、さらに最もイン側でアプローチしていた#97 ロマン・スタネックに挟まれるようなかたちになってしまう。福住はなんとか接触を回避しようとしたが、#1 岩佐と#97 スタネックに挟まれ接触してしまった。
 これで福住は19番手までポジションを落としてしまったが、不幸中の幸いで車両に大きなダメージはなく、#1 岩佐がストップしたために導入されたセーフティカーランに合流した。このセーフティカーは10周目まで隊列を牽引したが、その再開後も#10 JUJUのストップにより再度セーフティカーランに。荒れた展開となっていた。
 1回目のセーフティカーラン後、福住は20番手に順位を落とすが、「単独で走ってもやはりペースが足りない状況でした」と思ったような走りができずにいた。
 前日から続く不調がこの第3戦でも続くことになり、かつこのレースは25周のスプリントフォーマット。ピットイン義務もなく、戦略で順位を上げることもできない。福住は思うようにレースを進められなかったが、19〜21周目にはあえてポジションを下げ、第7戦に繋げるべく単独走行を行い、21位でフィニッシュ。他車のタイムペナルティもあり、19位という順位を終えた。
「接触については仕方ないところは合ったと思います。ただ根本的な問題はまだまだいろいろな問題がありそうでした」と福住は苦い表情を浮かべた。
 第3戦で得られた課題を第7戦に活かすべく、NTT docomo Business ROOKIEは約4時間半のインターバルで作業を進めた。

Round.7 RACE – 第7戦 決勝レース
7月19日(日)天候:曇り/路面:ドライ

 長いレースウイークの締めくくりとなる第7戦は、気温29度/路面温度36度というコンディションのもと、午後3時35分にフォーメーションラップが始まった。ただ、11番手スタートだった#64 佐藤蓮の車両からコース全周に渡りオイルが出てしまい、レースは45分間の処理を経て午後4時20分にようやくセーフティカー先導のもとスタートを迎えた。
 福住は6周目のセーフティカー退去後、リスタートのタイミングで#39 大湯都史樹と競り合うが、その間隙を突かれ#50 野村勇斗に先行を許してしまう。
 しかし、第3戦で取り組んだセットアップ改善が功を奏し、トップ争いに加わるほどではないにしろ、ペースは悪くない。8周目に#39 大湯の先行を許すも、その後も12番手でレースを戦っていった。
 11周が過ぎ、ピットウインドウがオープンすると、福住はこのタイミングでピットイン。アンダーカットを狙った。同じタイミングでピットに入った#22 松下信治を先行するには至らなかったものの、レース中盤も#22 松下を追い続け、32周目にはオーバーテイク。前を走っていた#39 大湯を追った。
 この時点では全車がピットインを済ませており、アンダーカットの効果もあり福住の順位は8番手。7番手だった#39 大湯を先頭に福住、#7 小林可夢偉、#38 阪口晴南が集団となってレース終盤を迎えたが、32周目以降この集団のなかでの順位変動はほとんど起きず、そのまま福住は8位でフィニッシュした。
 この第4大会のレースウイークで、ようやく獲得することができた3ポイント。この間にライバルたちは多くのポイントを積み重ねており、福住のランキングは3位から4位に後退してしまった。
 ただ、このレースウイークは不安定な天候もあり多くのドライバーたちが苦戦していた。福住とNTT docomo Business ROOKIEは3レースの苦闘を経て、ふたたび戦えるポジションまで戻すことができた。長いシーズンでは決して良い週末ばかりではない。この第4大会での苦闘の経験が、この先のシーズンで活きるはずだ。


福住 仁嶺 – Nirei FUKUZUMI – DRIVER


「最後の第7戦で入賞することができました。序盤はフロントのウォームアップに苦しみましたが、その後もバトルでうまく前に出られなかったりと、反省点がありました。ピット作業もうまくいき、レース後半のペースも良かったと思います。最後は大湯選手を抜けなかったのは残念でしたが、第6戦、第3戦のことを考えると前に進むことができたレースウイークだったと思います。いろいろなトライもできましたし、発見もあったのでチームに感謝の気持ちでいっぱいです。次のSUGOは短いレースウイークですがしっかりアジャストし、なるべく前の位置で戦い、優勝を目指して頑張っていきたいと思います」


石浦 宏明 – Hiroaki ISHIURA – GM / DIRECTOR

「今週は金曜日が雨で公式テストでの感触から予選を戦いましたが、なかなか思うようにいきませんでした。また第6戦からペースがなく、これを重く受け止めエンジニアとも協力し、ガラっとセットアップを変更しました。スーパーフォーミュラの難しさを痛感しましたね。第3戦はスタートの接触もあり、第7戦に向け活かせるように切り替え臨みましたが、それがしっかり第7戦に活きたと思います。チームとして立て直した経験は今後に繋がると思いますし、最低限ポイントを持って帰れたのは良かったです。またメカニックのみんなが修復やピット作業を全力でやってくれて、次に繋がるレースにできたと思っています」

☆番外編☆